内視鏡検査について
当クリニックでは、フジの極細のレザリオ内視鏡システム(大学病院と同等)を採用しています。従来よりも画面は明るく、詳細に見えます。癌(がん)やわずかな異常の発見にすぐれています。 検査には、炭酸ガスと注水装置を使用します。炭酸ガスで胃や大腸を膨らませますが、すぐに体内に吸収されますので、検査中・検査後のお腹の張りが少ないです。また、検査後におならがでて困ることはありません。(炭酸ガスは安全で、体に吸収された後、すぐ排出されます。) 次に、注水装置によって胃や大腸の汚れを素早く除去できるため、検査時間の短縮につながります。
胃と大腸の検査を一日でしたい、または、大腸検査はしたいが、検査の前処置で下剤を大量(1.5~2.5ℓ)に飲むのは嫌だという方にも、当クリニックは対応しています。 日帰りの胃・大腸ポリープ切除術等も実施していますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。胃カメラ(胃カメラで、ピロリ菌検査もできます)
◎鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡検査)
- 特徴1
- スコープが舌根部に触れないため、嘔吐反射が少なく、検査中に「オエッ」とおえつが起こることがほとんどありません。
- 特徴2
- 検査中に会話ができます。「痛くはありませんか?」「はい、大丈夫です」
- 特徴3
- 鼻の麻酔だけで、鎮静剤を使わなので、体への負担も少なく安全で、車の運転もすぐにできます。
- 特徴1
- 経鼻胃カメラに比べ、より詳しく胃を観察でき、ポリープの切除、胃潰瘍出血などの処置もできます。
- 特徴2
- 嘔吐反射がおこりやすいため、鎮静剤を使用します。検査中は頭がボーッとするか、もしくは完全に眠ってしまいます。検査後、車の運転はできません。(鎮静剤をご希望されない方は、鎮静なしでも対応させていただきます。)
検査の進め方
基本的には、まず事前に診察に来ていただいてからのご予約になりますが、胃カメラ検査を当日にご希望される方は、お電話にてご相談下さい。- 事前検査
- 問診(アレルギーや持病についても伺います)、感染症を調べるための採血があります。検査日を予約します。
- 検査前日
- 夜9時以降、飲食は禁止(飲み水はOK)
検査当日前処置として、白い液体(消泡剤)を飲み、
数回にわけて鼻の麻酔や鼻腔を広げる処置をします。
検査内視鏡を鼻より挿入します。
食道や胃、十二指腸をじっくりと観察します。
ご希望の場合、ピロリ菌検査も行います。
口を自由に動かせるので、検査中も医師と会話ができます
検査終了撮影した画面を見ながら、検査結果の説明を受けます。
生検(組織採取)を行った場合、生検の結果は後日になります。
鎮静剤を使用していないので、すぐに帰宅できます。
車の運転もできます。
◎口からの胃カメラ
検査当日事前処置として、白い液体(消泡剤)を飲みます。
のどの麻酔薬をしばらくのどにためた後、ゆっくりと飲み干します。
のどにスプレーで麻酔をします。
鎮静剤を注射します。
検査マウスピースをして、内視鏡を口から挿入します。
食道や胃、十二指腸をじっくりと観察します。
希望があれば、ポリープの切除もできます。
会話はできません。
検査終了撮影した画面を見ながら、検査結果の説明を受けます。
生検(組織採取)を行った場合、生検の結果は後日になります。
鎮静剤を使用した場合、車の運転はできません。
こんな症状があれば、胃カメラを受けましょう。
- ◎胃が痛い、もたれる。
- ◎ものが詰まった感じがする。
- ◎声がかすれてきた。
- ◎お酒を飲むと、顔がすぐ赤くなる。
- ◎ピロリ菌を親族が持っている。
- ◎体重が急に減ってきた。
- ◎バリウム検査で異常を指摘された。
大腸内視鏡検査
検査の進め方
- 事前検査
- 問診(アレルギーや持病についても伺います)、感染症を調べるための採血があります。検査日を予約します。
- 検査前日
- 前日の食事は、検査食または消化の良いものに。 夜9時以降、飲食は禁止(飲み水はOK) 寝る前に下剤(錠剤)を飲みます。
検査当日クリニックにて、下剤(1.5~2リットル)を数回にわけて飲みます。(下剤を直接飲まない方法もあります。詳しくはお問合せ下さい。)
数回トイレに通い、便が黄色透明になれば、検査服に着替えます。
鎮静剤と鎮痙剤(腸の動きを抑える注射)を注射して、点滴をします。 検査内視鏡を肛門より挿入します。 細くて柔らかい内視鏡で、腸内をじっくり観察します。 希望があれば、ポリープの切除もできます。 検査終了撮影した画面を見ながら、検査結果の説明を受けます。 生検(組織採取)を行った場合、生検の結果は後日になります。 鎮静剤を使用した場合、意識状態が十分に回復してからの帰宅になります。車の運転はできません。
こんな症状があれば、大腸内視鏡検査を受けましょう。
鎮静剤と鎮痙剤(腸の動きを抑える注射)を注射して、点滴をします。 検査内視鏡を肛門より挿入します。 細くて柔らかい内視鏡で、腸内をじっくり観察します。 希望があれば、ポリープの切除もできます。 検査終了撮影した画面を見ながら、検査結果の説明を受けます。 生検(組織採取)を行った場合、生検の結果は後日になります。 鎮静剤を使用した場合、意識状態が十分に回復してからの帰宅になります。車の運転はできません。
- ◎血便がでた。
- ◎下痢や便秘が続く。
- ◎体重が急に減ってきた。
- ◎健診で、異常を指摘された。
- ◎親族が大腸ポリープや大腸がんにかかった。
エコー検査(超音波検査)
エコー検査は、人には聞こえない高い周波数の音波を体にあてて、体の内臓や血管を調べる検査です。 レントゲン検査やCTなどと違い、放射能を使用しないので、体に害がなく、まったく痛みもない安全な検査です。
◎エコー検査でわかる病気
- 腹部
- 胆のうポリープ、胆のう結石、肝腫瘍(特に肝細胞がん、肝血管腫)、脂肪肝、膵腫瘍、腎結石、尿管結石、腹部大動脈瘤等
- 頸動脈
- 動脈硬化(有無、程度、範囲)、プラークの大きさ、血栓の有無、動脈の狭窄・閉塞等
- 甲状腺
- 甲状腺腫瘍(有無、線種、のう胞)、甲状腺機能低下症・亢進症の有無と程度
- 膀胱
- 膀胱がん、膀胱結石、前立腺肥大・癌の有無と程度